これまでに130人以上の死者が確認されているパリで起きた同時多発テロを受け、テロを行ったイスラム過激派組織「イスラム国」(ISIS、IS)にサイバー攻撃を仕掛けると発表していた国際ハッカー集団「アノニマス(Anonymous)」が17日、「イスラム国」に関連する5500以上のツイッターのアカウントを停止に追い込んだと発表した。
パリでのテロを受け、アノニマスは対「イスラム国」のサイバー攻撃プロジェクトとして「Operation Paris」(#OpParis)を始め、「イスラム国」に対し、「これまでで最大の攻撃を仕掛ける。待っていろ。宣戦は布告された。覚悟しろ」などとする動画を公開していた。
アノニマスのものとみられる「Operation Paris」のツイッターは17日、「われわれは、ISISの5500以上のツイッターのアカウントが今、停止していることを報告する」など伝えた。実際に「イスラム国」と関連する5500以上のツイッター・アカウントが使用できなくなったかは明らかではない。
アノニマスは、16日には「Operation Paris」の一環として、「イスラム国」に関連するとするツイッターのアカウントや、メールアドレス、フェイスブックのアカウントなどをネット上に公開していた。