コカインの所持や使用の疑いで逮捕されていた女優の高部あい(本名・中山あい)容疑者(27)が13日、処分保留で釈放された。国内メディアが同日伝えた。一方、一部の週刊誌は、警察の検査で高部容疑者が妊娠初期の段階である可能性が高いことが明らかになったなどと伝えている。
これまでの報道によると、高部容疑者は10月15日、コカインなどの薬物を所持していた疑いで、麻薬及び向精神薬取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。さらに、今月4日には、鑑定の結果、コカイン使用について陽性反応が出たとして、麻薬取締法違反(使用)で再逮捕されていた。
高部容疑者は容疑を認めており、自宅からもコカインが押収されている。東京スポーツ紙は、妊娠の可能性がある高部容疑者の体調を考慮して、在宅起訴になりそうだとする見方を伝えている。
同紙によると、高部容疑者は釈放時、黒のニットワンピースにグレーのロングカーディガンを羽織り、黒タイツに黒のブーツという姿だった。待ち構えていた報道陣に深々と一礼し、無言のまま車に乗り込んだという。
高部容疑者は2004年、全日本国民的美少女コンテストでグラビア賞を受賞して芸能界にデビューした。同コンテストの受賞者を中心としたアイドルグループ「美少女クラブ31」の元メンバーで、女優や声優として活動していた。
先月、コカインの所持容疑で逮捕された後には、所属事務所から専属契約を解除され、謝罪のコメントを発表。出演予定であったドラマ「サムライせんせい」(テレビ朝日)も降板となり、収録部分がカットされていた。