東京23区内で10日午前10時半ごろ、約6分間にわたって119番通報がつながらない状態であったと、東京消防庁が同日発表した。この約6分間に7件の通報があったが、着信履歴から折り返し対応するなどし、大きな影響はなかったという。国内主要紙が伝えた。
同庁では今年2月に指令管制システムを更新。その後、3月と4月にも119番通報がつながらなくなるトラブルが発生していた。同庁によると今回のトラブルは、指令管制システムの内部プログラムの切り替え作業中にトラブルが発生したという。
同庁では今年3月4日に、約9分間119番通報がつながらなくなるトラブルが発生。4月14日には、約4時間にわたって東京23区からの一部の通報で、着信後に通話がすぐに途切れてしまう障害が発生していた。
これらのトラブルを受け同庁ではシステムの総点検を行っていたが、今年3回目のトラブル発生となった。同庁は現在、詳細な原因を調査中。