米西部コロラド州のキリスト教関連施設2カ所で発生した連続発砲事件で、地元警察は、一連の犯行が第2の現場で死亡したマシュー・マリー容疑者(24)によるものであると断定した。また、当初警備員の発砲で死亡したとされていたが、マリー容疑者は犯行後に銃で自殺していたことがわかった。
マリー容疑者は、近所でも「信仰深い」と評判の家庭で育った。彼の21歳の弟は、米オクラホマ州のオーラルロバーツ大学の学生だ。
マリー容疑者は02年、短い期間ではあったが最初の事件のあった宣教団体「Youth With A Mission(YWAM)」の宣教師養成施設の学生として、奉仕者育成のための学習プログラムを受講していた。だが、「健康上の理由」(YWAM)により、用意されたカリキュラムすべてを受講することはできなかったという。
第2の犯行現場となった同州コロラドスプリングズのニューライフ教会には、同施設の出張所が開設されていた。