世界の飢餓・貧困問題に取り組むキリスト教NGO「日本国際飢餓対策機構」(JIFH)が、全国で広く普及している共通ポイントサービス「Tポイント」の募金先団体に加わり、7日からTポイントによる募金を開始した。集められた寄付は、アフリカ南スーダンの小学校に通う子どもたち約530人の学校給食支援に充てられる。
Tポイントでの寄付は、Tポイントのサイト「Tサイト」の募金ページで可能。「1ポイント=1円」に換算され、1ポイント以上、1ポイント単位で寄付が可能。Tポイントの募金先団体には、ユニセフや日本赤十字、国境なき医師団などさまざまな団体があり、Tサイトでの寄付はこれまでに、約74万件で総額2億1400万ポイント(円)を超えている。
Tポイントでの寄付が使われる南スーダンは、2011年に樹立されたばかりの世界で一番新しい国だが、首都のジュバでも、道路が舗装されているところが限られているなど、インフラ整備は非常に遅れているという。JIFHが支援しているのは、ジュバから北西に約400キロの位置ある町ルンベックにあるマブイ小学校。ケニア人の宣教師が始めた学校で、公立学校に通うことのできない子どもたちが学んでいる。アフリカの飢餓撲滅運動の取り組みとして、この学校で給食支援を行っている。
厳しい貧困の中で学校に通う子どもたちにとっては、この給食が1日のうちで唯一の食事になることもあるとし、JIFHでは「ぜひ、この子どもたちへの応援を宜しくお願い致します」と寄付を呼び掛けている。