【CJC=東京】教皇フランシスコは6日、欧州全土のカトリック教会や信者に、難民に宿泊先を提供するよう呼び掛けた。具体的には教区や教会が移民を1家族ずつ受け入れ、保護するよう求めている。「キリスト教の教えは、打ち捨てられた人々に連帯を示すことを求めている」として、まずバチカン市国内の2教区で1家族ずつを受け入れると表明した。
エジプトでは大富豪が、無人島を購入し、難民のための国を作ると発表した。同国最大級の通信企業グループを経営するナギブ・サウィリス氏は、「ギリシャやイタリアは島を売ってほしい」「難民たちの新しい国として独立させ、仕事を提供する」などの救済策を発表した。トルコの海岸に打ち上げられていたシリア人の男の子「アイラン」を島の名にしたいと話している。
米メディアCNNは、ドイツのサッカーチーム「バイエルン・ミュンヘン」がドイツ語の訓練や、サッカー用具を提供するとしたほか、スペインの「レアル・マドリード」も1億3千万円相当の支援を申し出たと報じている。