【CJC=東京】教皇フランシスコは7月6日から12日までエクアドル、ボリビア、パラグアイを訪問する。教皇はボリビア訪問の際、コカの葉をかみたいと同国政府に伝えた。同国のマチカオ文化相が28日、明らかにした。
ボリビアの首都ラパス滞在は8日の約6時間が予定されているが、ラパスは標高約3650メートルと高地にあり、市民は昔からコカの葉をかんで高山病などの症状を和らげてきた。
ロイター通信によると、文化相は放送局とのインタビューで「高山病対策としてコカ茶などを提案したが、コカの葉をかみたいとの具体的なリクエストがあった」と述べた。コカの葉はコカインの原料だが、加工されていない葉の使用は合法で、ボリビアや他のアンデス地域の国々でも広く利用されている。