ローマ教皇フランシスコが、1990年から実に四半世紀にわたってテレビを見ていないと明かした。
アルゼンチンのデイリー・テレグラフ紙とのインタビューで、教皇は「テレビは自分には不要の物」と決めたと語った。サッカーファンで知られる教皇は、好きなサッカーチームであるサン・ロレンソの試合中継すら見ず、スイス傭兵に観戦を尋ねているという。
他にも、新聞はイタリアの中道左派紙である「ラ・レプッブリカ」1紙しか読まないと言い、バチカンの新聞「オッセルバトーレ・ロマーノ」より好きだと暗に示した。
以前の生活で何を最も懐かしく思うかという質問に対しては、かつては外を散歩し、ピザを頼むことを楽しんでいたと答えた。インタビュアーがピザの配達を頼むこともできるのではないかと尋ねると、教皇は「はい。しかしそれはまた違います。その場に、ピザ屋に行くのがいいのです」と答えた。また「私は長い間、いつもよく散歩していました。私がまだ(ブエノスアイレスで)枢機卿だった頃、通りを歩くことがとても好きでした」と語った。
教皇はまた、熟睡できるが、早起きしてしまうことも明かした。普段は夜9時ごろベッドに入り、1時間ほど読書してから寝て、朝4時には起床するという。そして昼間にはシエスタ(昼寝)をするという。