今年5月に米ケンタッキー州シンシナティ近郊でオープンした、創世記の6日間創造を様々な形で展示、紹介する博物館「クリエーション・ミュージアム」の来館者が2日に25万人を越え、当初計画していた年間の目標来館者数をわずか5ヶ月間で達成したことがわかった。同館の設立に携わったアンサーズ・イン・ジェネシス創設者のケン・ハム氏が明らかにした。
米国の戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)に合わせて一般公開が開始された同館は約5600平方メートルの敷地で、創世記に記されている「6日間の創造」を様々な角度で展示する。開館後の2日間だけで世界各地から130以上のメディアが訪れ、世界中で報道された。1日に約1500〜4000人が訪れ、年内には来館者数が40万人に達するという予想も出されている。一方、関係者の話では、約1万人が通年の入場券を購入したとしているが、博物館の維持には依然として寄付に頼らざるを得ない部分もあるという。
ハム氏は、「世の人々から、人々の関心を引かないとして失敗するだろうと馬鹿にされたこと、またクリスチャンの中でもこれ(クリエーション・ミュージアム)を厄介者呼ばわりする人々がいたことを今でも覚えている」と語り、それにも関わらず予想以上に多くの人々が訪れていることに、「我々はこのことで神を褒め称えています」と述べた。
博物館を巡っては、聖書に基づく世界観を科学的証明によって紹介する方法に問題があるなど批判の声も挙げられているが、ハン氏は、同館の支持者・反対者、また同館に賛同・非賛同する報道すべてに感謝していると語っている。