イタリア警察は24日、国際テロ組織アルカイダ系グループのメンバー18人に対し逮捕状を出し、うち数人を逮捕した。このグループは過去にバチカンへ対するテロを計画していた可能性があるという。逮捕者の数はメディアにより6〜10人と幅があり、一部のメディアは18人全員が逮捕されたと伝えている。
CNN(日本語電子版)によると、イタリア警察はこの日、グループの拠点がある西部サルディーニャ島など同国内7州で一斉捜査を実施した。グループがバチカンに対してテロを計画したとされるのは2010年3月。この時期に自爆テロの候補者が一時、アフガニスタンからイタリアへ入国していたという。
メンバーのうち2人は、アルカイダの最高指導者だった故ウサマ・ビンラディン容疑者の警備を務めていたという。また、一部のメンバーは、2009年にパキスタン北西部のペシャワルで100人以上の死者を出したテロ事件に関与していた疑いがあるという。
ロイター通信によると、容疑者は全員パキスタン人かアフガニスタン人。