新生宣教団のフィリピン支援プロジェクト「ホープ・フォー・リビング フィリピン」は、2014年12月のクリスマスに、学びを終えた子どもたちへ聖書を届けることにより、無事終了しました。皆様のお祈りとご支援を心から感謝申し上げます。
昨年10月より、フィリピンのレイテ島タクロバンの教会をサポートする働きとして始められたこのプロジェクトでは、福音文書と食事支援とが同時に進められました。
プロジェクト期間中は、毎週各地で炊き出しが行われ、手作りの食事は子どもたちの楽しみの一つになりました。そしていつかはマンガを読んでみたいと思っていた子どもたちへ、福音文書がマンガで届けられたことは、とてもエキサイトしたことでしょう。楽しく、おいしい時間を通して、小さな種が人々の心に蒔かれていきました。
食事が提供されることにより、毎週集う子どもの数も増え、最終的には2482人の子どもたちが、このプロジェクトを通して福音に触れました。その中から388人の子どもたちがイエス・キリストを信じる決心をしました。またすでに2人が洗礼を受けています。
そして子どもだけではなく、青年たちもこの働きによって導かれ、4カ所で新たなユースミニストリ―が始められました。支援センターの一カ所はそのまま開拓伝道所に変わり、小さな教会としての働きが始められています。
このように、甚大な被害を受けた小さな町は、福音によって立ち上がろうとしています。私たちの小さな祈りと、ささげものは確実に人を変え、村を変えています。
ここに、「ホープ・フォー・リビング フィリピン」を共に進めてくれた現地の先生方からの言葉をご紹介します。
● アライアンス・コミュニティ・チャーチ
「プログラムを行っていたある支援センターで、新たな20人の大人の集まりも始まった。結果、そこで教会を開拓することになりました 」
● ザ・ロック教会
「子どもたちは両親と一緒にスタディーガイドを通読しています」
● ゴールデン・ハーベスト教会
「2人の生徒が友達を連れてきて、彼らがイエス様を救い主として受け入れるお祈りをしました」
● ジーザス・リビング・ ゴスペル教会
「教会のメンバーが自分たちで月2回のプログラムを続けることに決めました」
● チャーチ・オブ・ゴッド・ ワールド・ミッションズ教会
「周りのコミュニティーに触れるドアが開かれました」
日本の皆様からのお祈りとご支援は、皆様が出会ったことのない人にも励ましと希望を与えています。
現地の方々からは、「大型台風被害のあと、さまざまな支援が入ってきたが、文書支援を受けたのは初めてだ」という声を頂いています。子どもたちは日本のマンガで聖書が読めることに、今でもとてもエキサイトしています。宿題として家でも学び、小さい子どもは上級生と一緒に字を覚えながら読むなど、意欲が違います。
プログラムの最後はちょうどクリスマス時期となり、「ホープ・フォー・リビング フィリピン」のロゴマークが入った聖書をプレゼントしました。新しい生活と共に、新しい聖書を手にする子どもたちの目がとても印象的です。この聖書が彼らの一生の宝物になってほしいと願っています。
映像で彼らの感謝と喜びのメッセージをお届けします。
2015年も引き続きフィリピンでの活動を継続します。後日あらためて皆様にご案内致します。
4月からスタートする新生宣教団のプロジェクト最新情報は、オフィシャルサイトでご確認いただけます。4月にはサイトがリニューアルされ、新しくクレジットカードによる献金も可能となります。引き続きお祈りとご支援を宜しくお願いします。
(レポート:新生宣教団宣教部 赤松清)