著名な伝道者ルイス・パラウ氏の息子であるアンドリュー・パラウ氏が、困難が続くアフリカ諸国に希望をもたらすという使命のもと、昨年12月に西アフリカのブルキナファソで開かれた一連の大規模なイベントで、800余りのキリスト教会と協力し、3万5000人以上の人々に福音を伝えた。
パラウ氏は、伝道メッセージへの応答は「驚くべき」ものだったと言う。「今週中ずっと、人々が私たちのところに来て、どのようにキリストを受け入れるかを尋ね、そうしたいと願いました。ザアカイのような瞬間でした」
「これは本当に大きな勝利で、特別な伝説として残るでしょう」と、ルイス・パラウ協会のフェスティバル・ディレクター、ティム・イネス氏は言う。「ブルキナファソにとって、最高の日が待ち受けています。この時期に、リーダーたちと共に仕えることができるのは私たちにとって大きな名誉です」
ほとんどのイベントは、12月15日〜21日に首都ワガドゥグで、「ラブ・ブルキナファソ・ミッション」の一部として開催された。町の中心部で行われた2日間の大きなイベントには数万人が参加したといい、プロのバイシクルモトクロス、フリースタイルモトクロスの選手であるビク・マーフィー氏とジョン・アンドルス氏が会場を訪れ、西アフリカのアーティストのパフォーマンスもあった。
同協会はプレスリリースの中で、各夜のメッセージに対し、群衆の中の何千人もが「キリストのための決断を示すために」手を挙げたと述べた。この決断をした人に対して、1500人近い訓練を受けたカウンセラーが、自分の選択したことの意味を理解できるよう助けた。
同協会は、このイベントで1万4522人がキリストに従うことを決断したとしている。うち約半数がこの2日間のフェスティバルを通して決断したという。決断した人には、ヨハネによる福音書の無料版が贈られた。
フェスティバルの週にパラウ氏の通訳として仕えたジュール・カンポーレ牧師は、「このフェスティバルの開催を許可してくださってありがとうございます。とても素晴らしい時でした。そして私たちは、パラウ氏のチームが将来、またブルキナファソを再訪してくださることを願います」と述べた。
10月にブレーズ・コンパオレ前大統領が失脚した後、暫定政権とその大統領が権力を掌握し、ブルキナファソは情勢が不安定になっている。
ブルキナファソでは、コンパオレ前大統領の27年にわたる統治に反対する抗議行動が発生し、抗議者たちは10月に政府当局の建物に放火、国家は非常事態宣言の発令に追い込まれた。コンパオレ前大統領が当初自らの任期延長について発表した後、政治的緊張は沸点に達した。前大統領は後にその議案を取り下げることを決断したが、地位を守り抜くことはできなかった。
パラウ氏は、アフリカの他の国でも大きなフェスティバルを開催しており、2010年に開かれた「ラブ・カンパラ」集会では8万2000人がメッセージを聴くために集まった。