【CJC=東京】待降節第一主日の11月30日、カトリック教会の典礼年間が更新され、「奉献生活の年」が始まった。
「奉献生活の年」は、第2バチカン公会議の公文書「修道生活の刷新・適応に関する教令」発布50周年を機会に行われる特別年。同日から2016年2月2日「主の奉献」の日に記念される「世界奉献生活者の日」まで、1年以上にわたる。
バチカン放送(日本語電子版)によると、30日、バチカンのサンピエトロ大聖堂で、開幕ミサが、教皇庁奉献・使徒的生活会省長官ジョアン・ブラス・ジ・アビス枢機卿によってささげられた。ミサでは、この日司牧訪問のためトルコに滞在中の教皇フランシスコのメッセージが、ジ・アビス枢機卿によって読み上げられた。
教皇はメッセージで、福音の勧告を通してキリストにより近くから倣うために、全てを捨て主に従った人々の奉献生活という特別な生き方の素晴らしさと大切さを、この特別年を通して全教会にあらためて示したいと述べた。