【CJC=東京】パキスタン北東部シェーフープラのキリスト者女性エリシュバ・ビビさん(28)は妊娠3カ月のところをイスラム教徒2人に襲われ、全裸にされて鉄棒などで殴打された。英国パキスタン・キリスト教協会の情報として、米宣教通信「アシスト」が報じた。シェーフープラは、キリスト教信仰を理由に死刑を求刑されたアシア・ビビさんの出身地。
情報によると、エリシュバさんをイスラム教徒の女性2人が「不可触」と決めつけて論争になったことから、パキスタンではキリスト者への襲撃は容認されるとして、2人が暴行、さらに彼女の週給1000ルピー、金のネックレス、携帯電話を奪った。
全身が傷だらけになるほどに暴行を受けたが、周囲のイスラム教徒は笑いながら見ているだけで、引き裂かれた布で身体を覆う手伝いもせず、石を投げつけたりしたという。胎児を流産してしまったエリシュバさんは今も泣き続けている。