長崎県南松浦郡新上五島町に点在する教会を巡り、カトリックの歴史と文化に触れる「上五島教会めぐりウォーク&クルーズ」が6〜7日行われた。同イベントは、「探訪〜四季を味わう上五島」実行委員会が主催するもので、昨年に引き続き2回目。6日には地元住民のほか長崎市や福岡市、東京から約110人が参加した。長崎新聞が7日伝えた。
6日は、同町の奈良尾イベント公園を出発。桐教会や若松大橋を経由して若松港までの12.2キロを歩き、同港からは船に乗り込んで若松瀬戸の自然や、海上からしか見られないキリスト像を見学するなどした。7日目は、曽根教会や江袋教会など計6つの教会を巡る16.6キロのコースを歩いた。
長崎の五島列島は約140の島から成っており、約50の教会がある。その内、青砂ケ浦天主堂、旧野首教会、頭ヶ島天主堂、江上教会、旧五輪教会堂、堂崎教会の計6つの教会は、世界遺産登録を目指している「長崎の教会郡とキリスト教関連遺産」のリストに入っている。