【CJC=東京】米テキサス州ヒューストンのウインドウッド長老教会は今年、同性愛者許容の問題で所属する長老教会(PC(USA))を離脱した。しかし資産処理問題で同派と対立、訴訟になっている。
「資産問題は2008年以来、訴訟が続いている」とケビン・C・ルドルフ牧師。「教会員はほぼ1100人。その3割が、離脱総会に出席、99%という圧倒的多数で離脱を決めた」という。
訴訟では、ウインドウッド長老教会が「財産条項」は適用されないと主張している。この条項は、PC(USA)から離脱する教会がその資産を保持するには対価を支払わなければならない、というもの。
ウインドウッド長老教会が離脱を決めたのは、同派総会が、独身でない同性愛者の教職を認める決定をしたため。
問題は、離脱後も資産保持を図るところがウインドウッド長老教会だけではないこと。
テキサス州ダラスのハイランドパーク長老教会もPC(USA)から離脱と対価を支払うことなく資産を保持することを決めていた。ただ9月になって、780万ドル(約8億5000万円)を支払うことで決着している。