【CJC=東京】米カリフォルニア州ラグーナビーチに本拠を置くキリスト教迫害情報専門の「モーニング・スター・ニュース」によると、イスラム教過激派がナイジェリアのタラバ州で10月19日、ギンディン・ワヤ村とソンディ村の教会を襲撃、礼拝していた31人を殺害した。
ナイジェリア・キリスト改革派教会のカレブ・アヘマ議長は、ウカリ地方政府区でのキリスト教共同体襲撃はこの2月以来7回目と語った。「タラバ州でのキリスト者襲撃は、2月以来、キリスト者が主に居住しているナイジェリア南部を襲撃する反体制派イスラム教徒の計画的な虐殺だ」という。
イスラム教過激派は戦闘服を着用しており、国外から侵入してきた過激派集団「ボコ・ハラム」のメンバーと見られるとアヘマ氏は指摘する。
最近のボルノ州での「ボコ・ハラム」の暴行について、タラバ州や東北諸州のキリスト者襲撃では牧畜をしているフラニ族と連携したものと伝えられる。フラニ族はキリスト者農民と長年にわたって土地争いをしており、このところの襲撃は、ナイジェリア国内で「キリスト教根絶のためのイスラム教による」戦争になっている、と教会指導者は言う。