日本ナザレン教団関東地区は23、24日の2日間、主講師に日本ホーリネス教団・大阪キリスト教会牧師で大阪ケズイック・コンベンション委員長の岡田信常氏を招き、千葉市のウェルサンピア千葉で秋季聖会を開催した。岡田氏は、1日目夜と2日目朝の2回の集会で講演し、主の恵みによって諸教会の完全な一致が必ず実現すること、また、いまどんな苦しい現実に直面しているとしても、神の力が働くとき、一瞬のうちにすべての状況が変えられることを伝えた。
岡田氏は1日目夜の集会で、ヨハネ17:20〜26にあるイエス・キリストの最後の祈りの中に「私たちがキリストにあって一つ」であるという恵みが込められていることを強調した。キリスト者が「完全に一つになる」(23)ことは神の御心ではあるが、現実を見るとあまりにも難しく思える。しかし岡田氏は、主イエスが「上のもの」(ヨハネ8:23)に属されるように、ただ「天が開け」、神の力が介入するときに、諸教会の一致は必ず実現できると説いた。
また、「一致とは、キリストにあって一つとなることに目覚めること」「祈ること」であり、まずはキリストにあるお互いであることを認めあい、祈りあうことが必要だと語った。人にはできない。だが、主の用意されている「一つになる恵み」の中へ飛び込んで栄光の主の希望を見上げるとき、必ずやっていけるという主の約束を確信できると強調した。
2日目朝の集会では詩篇126篇を本文に、乾いたネゲブの砂漠に雨季が訪れると一瞬にして豊かな川の流れができるように、宣教の現場で経験するどんな苦しみにも必ず終わりがあり、神の力によって一瞬のうちにすべてが変えられるときがくると、希望のメッセージを伝えた。