【CJC=東京】教皇フランシスコは10月2日、イラクやシリアでイスラム過激派組織「イスラム国」によるキリスト者迫害が深刻化しているのを受け、中東諸国駐在のバチカン(ローマ教皇庁)大使を集め緊急会合を開いた。
参加したのはシリア、ヨルダン・イラク、イラン、レバノン、イスラエル・パレスチナ、エジプト、トルコ駐在のバチカン大使。
フェデリコ・ロンバルディ報道事務所長によると、教皇は会合で中東における「人道上の悲劇」に懸念を表明し、武器密輸を問題の元凶として非難した。
国務省長官ピエトロ・パロリン枢機卿は9月29日、国連総会で演説、「多国による度を越さない武力行使を通じて(イスラム国の)攻撃を止めるのは合法であり、緊急に必要だ」と述べている。