先週末に終了したNHKの連続テレビ小説「花子とアン」(3月31日〜9月27日)の全156回の放送を通じた平均視聴率が、関東地区で22.6%と、過去10年間で最高を記録したことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。
ビデオリサーチの発表によると、関東地区における「花子とアン」の初回視聴率は21.8%、最高視聴率は25.9%だった。約半年の放送で平均視聴率は22.6%と、前作「ごちそうさん」(22.3%)、2013年の流行語大賞を生み出した前々作「あまちゃん」(20.6%)を超えた。また、21世紀の作品としては、01年後期の「ほんまもん」と同率で、02年前期作の「さくら」(23.3%)に次いで2位だった。
『赤毛のアン』の翻訳者である村岡花子の半生を描いた「花子とアン」は、苦難に負けず、健気に生き抜く女性を描き、共感を呼んだ。村岡花子ゆかりの地や関係があった団体では、村岡花子とそれぞれの地域、団体の関わりを紹介する展示やイベントを開催した。
一方、ビデオリサーチが今回発表した歴代のNHK連続テレビ小説の中で、最も視聴率が高かったのは、1983年の「おしん」で、52.6%を記録している。