【CJC=東京】「国連気候変動サミット」を控え、ニューヨーク中心部マンハッタンの街頭で21日、気候変動に人々の関心を集めるための行進「民衆による気候マーチ」が行われ、政治家、学者、環境団体、労働団体、学生、宗教団体、著名人など約31万人が参加した。英ロックバンド「スティング」やハリウッド俳優マーク・ルッファロ、国連の気候変動平和大使に任命されたレオナルド・ディカプリオらも参加。また国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長も「私は気候変動問題に取り組む」と書かれた白いTシャツを着用して参加した。
これと並行して9宗派の指導者30人が炭素排出抑制へ向けて断固とした行動をとるよう呼び掛けた声明「気候、信仰と希望=共通の未来に向け、さまざまな信仰伝統が共に」に署名した。
声明は、世界教会協議会(WCC)と「平和のための宗教」(RFP)が共催した超教派会議でまとめられたもの。
23日から開催される国連気候変動サミットに向けて、ヤン・エリアッソン国連事務総長第一次長に提出する。