カトリック新潟教区の菊地功司教が、ローマ教皇庁福音宣教省の委員に任命された。菊地司教は、カトリック教会の慈善NGOであるカリタスアジアの総裁や、国際カリタスの副総裁を務めている。カトリック中央協議会が18日、明らかにした。
同協議会によると、教皇フランシスコは13日、菊地司教を含め、世界各国から20人を同省委員に任命した。アジアでは菊地司教の他に、フィリピン、インドネシア、ベトナムから委員が選ばれたという。
福音宣教省は、教皇庁内の9省を構成する一つの省で、東方教会省が管轄する地域を除く、全世界の福音化、宣教への協力指導・調整などをその役割としている。
菊地司教は1958年岩手県生まれ。86年に司祭に叙階され、その後94年まで宣教師として西アフリカのガーナに派遣された。帰国後、名古屋教区の神学生養成担当や神言会日本管区長を経て、2004年5月に新潟教区司教に任命、同年9月に司教に叙階。