【CJC=東京】教皇フランシスコは韓国司牧訪問最終日の18日、ソウルの明洞聖堂で「朝鮮半島の平和と和解のためのミサ」を行った。
共同通信によると、教皇はミサの冒頭で2~3分間、最前列に座った旧日本軍の従軍慰安婦だった韓国人女性7人全員の手を握り、うち1人の話に耳を傾けた。元慰安婦を支援するバッジが手渡され、教会関係者が教皇の胸元に着けた。
朴槿恵大統領もミサに出席した。聯合ニュースによると、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官や柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官、金姫廷(キム・ヒジョン)女性家族部長官らが同行した。
教皇はミサ後、ソウル空港(軍用空港)からバチカンへ帰国の途についた。鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相が見送った。
韓国国務総理室によると、教皇は鄭首相に対し、「大統領や政府関係者、国民が誠意を尽くして歓待してくれたことに感謝する」と伝えた。