今年創立5周年を迎えると同時に新会堂を建てた八街グレイス教会(申鉉錫牧師、千葉県八街市)が15日、出来たばかりの新しい会堂で記念礼拝を行った。同教会の信徒や関係者ら約80人が集まり、神の力によって成された5年間の宣教の業を振り返るとともに、新会堂を与えられ、今後ますます神の福音を地域に宣べ伝えていく同教会の祝福を祈った。
同教会は地域にある諸教会の交流づくりを率先して行い、現在では地域の7教会が教派を超えて集まる連合会で中心的な役割を担っている。この日も連合会に加盟する地域の教会の牧師たちが参加した。
礼拝は午後2時から始まり、李慶周氏(在日大韓基督教・東金教会牧師)の祈祷、黄貞順氏(東京グローリア教会牧師)の聖書朗読、「J Sound Victory」聖歌隊と鎮目政宏氏(単立・ホープチャペル千葉所属)による賛美の後、金君植氏(在日大韓基督教元総会長、東京教会名誉牧師)が説教。金氏は、「『神に力がある』との信仰によって建てられたという証しが、この礼拝堂に響き渡らなければならない」と説き、教会を建て、支配し、支え、導くのは、人の力ではなく、神の力であることを明らかにした。また、「キリストを信じる度合いによって教会は力を得る」とし、この世の権力や財力、会員の単なる頭数の多さに頼るのではなく、ただ神の力に頼り、聖霊の助けと導きによって神に栄光を帰す教会となるようにと語った。
引き続き、植西光雄氏(八街地域教会連合会、日本基督教団・八街西教会牧師)、李大京氏(在日大韓基督教・元総会長)、朴寿吉氏(在日大韓基督教・総会総幹事)、洪性完氏(在日大韓基督教・関東地方会長、大宮教会牧師)、呉永錫氏(東京聖市化運動本部会長)、金鴻植氏(在日大韓基督教・川崎教会名誉長老)、白石克人氏(東京センテニアル・ワイズメンズ・サービスクラブ会長)が祝辞を述べた。
また、新会堂の建築を担当した石田設計事務所の石田和敬社長に、教会から感謝状が贈呈された。
最後は、李清吉氏(在日本イエス教長老会総会長)が祝祷をささげ、申鉉錫氏が「主の祈り」を賛美した。