日本伝道者協力会(福沢満雄会長、以下EFJ)は9月3、4、5日の3日間、静岡県熱海市で夏のリトリートを開催し、いま日本の教会が抱えている課題を話し合った。福沢満雄EFJ会長、尾山令仁氏(東京神学校校長)、高橋敏夫氏(春日部福音自由教会牧師)、岸義紘氏(JTJ宣教神学校学長)、大川従道氏(大和カルバリーチャペル牧師)、三谷康人氏(カネボウ薬品株式会社元会長)の6人の講師を含む14人が参加した。
福沢会長は使徒6:1〜4から、「伝道は難しい」と言わず、愛と情熱をもって伝道に取り組むよう呼び掛けた。
高橋氏は、教会にはどんな人であっても受け入れる度量が必要であると強調。岸氏は、情熱を生み出す源泉として使徒1:8を取り上げ、福音理解こそが日本の宣教に欠かすことが出来ないものだと力説した。
大川氏は、社会の空気を読んで伝道することの大切さとともに、耳障りのよい言葉ではなく、まっすぐに御言葉を語る必要性を強調した。
三谷氏は、ビジネスマンとしての自身の経験から、企業の目的が顧客の創造にあるように、教会の目的は信徒の創造、すなわち、伝道の出来る信徒の育成にあることを訴えた。
尾山氏は、サーバント・リーダーシップを持つよう、牧師も信徒も意識改革が必要であることを強調。また、これからの宣教の打つ手は、クリスチャン家庭を築いて信仰を継承していくことであると提言した。
2日目の午後に開かれた総会では、09年の日本プロテスタント宣教150周年の記念行事の一環として、日本独自の芸能を宣教に活用している人々によるフェスティバルを開催することを決定した。