長野県南木曽町で9日午後6時前、土石流が発生し、民家が流された。自宅にいた母親1人と息子3人が巻き込まれ、長男(12)が死亡した。ほかの3人は意識があり、命に別状はないという。時事通信などが伝えた。
現場は、町の中心部で南木曽町役場の近く。役場の情報によると、複数の民家が土石流で流されたという。4人は救助されたが、亡くなった長男は心肺停止状態で、搬送先で死亡が確認された。
朝日新聞の報道によると、母親(36)は会話ができる状態で、次男(10)は両足骨折の疑いがある。三男(5)は意識がある状態だという。
土石流が発生したのは木曽川支流の梨子沢。木曽川近くを走る国道19号線も通行止めになっている。