【CJC=東京】スーダン当局が6月30日、バフリ(北ハルツーム)のスーダン・キリスト教会をブルドーザーで破壊した。武装保安員が、工事を妨害するものは逮捕すると警告、教会員が注視する中、工事は進められた。
宣教専門「ワーシー・ニュース」は、教会員が「彼らが教会堂を破壊したとしても、私たちの神はなお、常に善い。私たち信徒が真の教会だ」と語ったと報じている。
国際的な教会迫害監視団体「国際キリスト教コンサーン」によると、スーダン当局は教会堂破壊を、公共サービスのための敷地に建設されたため、としている。しかしこの20年にわたり、教会はイスラム教のバーリ・モスクと同じ敷地に併設されてきたのに、取り壊されたのは教会だけだ、という。
2011年7月、キリスト者が多い南スーダンが分離独立して以来、スーダン当局は、キリスト者を外国人として追放し、教会堂を破壊している。