オックスフォード主教のジョン・プリチャード氏は、ロンドン西側地区のテムズ・バレーを対象に、教会から離れてしまった人々を教会に復帰させるための新しい試みを実施している。「ジョン主教に話して(Tell Bishop John)」と名付けられたこのキャンペーンは、教会に行かなくなった理由などを、設置したサイトを通してプリチャード氏に話すというもの。21日まで実施する。
プリチャード主教は、「可能な限り多くの人々から話を聞きたい。どのようにすれば、新しい人から既に教会へ来たことがある人まで、また若者から老人まであらゆる人々を歓迎する教会をつくることができるのかを知りたい」と述べ、キャンペーンに期待を示している。
英国では30日、友人や知人を礼拝に誘う毎年恒例のキャンペーン「バック・トゥ・チャーチ・サンデー(Back to Church Sunday)」が行われる。バークシャー州では昨年、同キャンペーンで約600人近くが教会に再び通うようになったという。プリチャード主教はこれとも協力していきたいとしている。
プリチャード主教は、「引越しや、家庭の事情など様々な理由で教会に通うことをやめてしまったことは知っています。たとえば、礼拝を数回休んでしまうと人目が気になってしまい、教会に来づらくなってしまう。理由が何であれ、私はそれを理解したいし、またそのような人々に、いつでも歓迎されているということを伝えたい」と語った。