「食の安心」をクリスチャンから発信すると同時に、教会を経済的に支援する信徒の働きを活性化させようと、クリスチャン企業家の黒瀬貴孝さんが、購入者の所属教会にその売上の3%を献金するという画期的なシステムを導入した有機野菜宅配サービスを始めた。顧客が増えればその分教会への献金額も増えるシステムになっており、今後教会関係者を中心に利用が拡大することが予想される。まずは東京23区と千葉に配達地域を限定するが、今後は対象地域を広げ、また天然素材にこだわった新しい商品を随時加えながらサービスを充実させたい考えだ。
黒瀬さんは、先月25日にも「食の安全・安心」にこだわったナチュラルフードカフェを東京の多摩センター三越に開店したが、今回は特に、教会への直接的な支援に焦点をあてた。経済的に苦しい教会を助けることで、教会の全体的な活性化の効果も期待している。
現在はお試し商品として、季節のものを中心に家族4人1週間分の有機野菜を取り揃えた「ファミリーパック」(税別3000円、送料別)を販売している。野菜はすべて国産で、市場価格を基準に価格を設定した。今後は利用者の声を聞きながら、セット商品の種類も増やしていきたいという。また、卵や落花生をはじめ、ぶどう、愛媛産みかんなどの果物類やかんきつ類も取り扱う予定だ。天然素材にこだわった石鹸やシャンプーなどの日用品の販売も検討している。
商品に関する要望は随時受け付けている。問い合わせは、(有)ティエラ(担当:黒瀬、電話:047・397・3999、ファクス:047・356・3265)まで。