米国の地方ニュースチャンネル「ローカル6」は14日、イラクで駐留していた米兵ブランドン・シュウェイカートさん(22)が作戦遂行中に、敵の狙撃手から銃弾1発を胸に受けたが、胸ポケットに入れていた聖書が銃弾を防ぎ、命拾いしたことを報じた。中央日報の報道で27日分かった。
シュウェイカートさんは米ボストン出身。同紙の報道によれば、今月初め戦車とともに作戦を遂行している際に被弾。胸に銃弾が命中したため心配されたが、銃弾は聖書の真ん中に食い込んでいた。シュウェイカートさんは任務が終わる今年冬までイラクで駐留する。
一方、AP通信が26日に発表した集計結果によると、イラク国内の爆弾テロや襲撃などによる死者は、昨年の1日当たり33人に比べ、今年は62人と前年の約2倍に増えたことが明らかになっている。今年はすでに約1万4800人の死者が出ており、昨年1年間の死者数1万3811人をすでに上回っている。