ビリー・グラハム氏の息子で、ビリー・グラハム伝道協会(BGEA)の伝道者として世界中を巡っているフランクリン・グラハム氏を講師として、北海道全地域の教会が協力して行う「北海道・希望のフェスティバル」。5月9日〜11日(金〜日)の3日間を予定しているが、開催まで約1カ月と迫った。今週末には「大会直前 全道決起大会」が行われ、大会に向けた準備が急ピッチで進む。
4月12日(土)にホテルさっぽろ芸文館で行われる決起大会には、ギターの速弾きとして有名なカントリー・ミュージシャン、デニス・アガジャニアン氏がゲスト出演。日本同盟基督教団日高キリスト教会の下川友也牧師がメッセージを取り次ぐ。決起大会は午後3時から行われるが、午後5時からは5月の希望のフェスティバルについてのオリエンテーションも行われ、当日の奉仕内容の説明や打合せも行われる(決起大会のチラシ)。
下川牧師は、元東京基督神学校校長で同フェスティバル実行委員会の顧問でもある。フェスティバルの挨拶では、「フランクリン・グラハム先生の父親であるビリー・グラハム氏は、20世紀の最も偉大な7人の影響力を与えた人に数えられています。特色は、聖書を片手に『聖書は言っている、聖書は言っている、聖書は言っている』(と聖書のメッセージを力強く語ること)。私達の心に深く突き刺さるメッセージでした」と述べ、フランクリン・グラハム氏の父で、日本でも過去4回、大規模な伝道大会を開催しているビリー・グラハム氏について語っている。
同フェスティバルのチラシとポスターは今月初めに完成。協力教会などを通して配布されることになる。また、希望のフェスティバル初日の5月9日には、女性向けのイベントとして「レディースランチョン」も、ロイトン札幌ホテルで開催することが決まった。レディースランチョンには、レーナ・マリア、安田美穂子、ウィメンズ・ゴスペル、ユーエンジェル・ボイスらがゲスト出演。保守バプテスト同盟・福島第一聖書バプテスト教会の佐藤彰牧師がメッセージを語る(レディースランチョンのチラシ、申込書:4月20日まで・4月21日以降)。
同実行委員会は、フェスティバル全体への力の入れ方として、「準備段階45%、本大会10%、フォローアップ45%」を紹介している。大会自体はもちろん重要だが、その前後により多くの時間と労力を費やすことが必要だとして、その実践を目標としている。具体的に大会前には、「祈り」「捜索と救助(アンデレ活動)」「クリスチャンの生活と証しコース」の3つのプログラムを実施。「祈り」では、祈りのガイドを作成し、ビリー・グラハム氏の言葉「第一に、祈ってください。第二に、祈ってください。第三に、祈ってください」を紹介しつつ、7つの祈祷題目を共有している。
「捜索と救助(アンデレ活動)」は、イエスの働きが「失われた人を探して救うため」だったとして、それに倣おうとするもの。「探(さが)」して、「救(すく)」うということから、「さがすくカード」(表・裏)と命名したカードを用意。身近な人々の救いのために継続して、個人、教会が共に祈る形を作った。
「クリスチャンの生活と証しコース」は、ビリー・グラハム伝道協会で60年以上にわたって使われている世界的な弟子訓練プログラム。3月10日から4月6日までの約4週間にわたり、1)役に立つクリスチャン生活、2)勝利あるクリスチャン生活、3)クリスチャンの証し、4)新しいクリスチャンのフォローアップとケア、の4課を行った。一方、4月19日には、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団札幌レインボー・チャペル(札幌市中央区)で、1〜4課全ての内容を受講できる補習講座が開催されることも決まった(補習講座のチラシ)。
下道定身・実行委員長(札幌レインボー・チャペル牧師)は、46年前の1967年に開催された「第2回ビリー・グラハム伝道大会」のメッセージを聞き、牧師となることを決心したという。「その時、私は札幌の市民会館の一室で東京からの電話回線を通して力強く語られるビリー・グラハム先生のメッセージを聞いていました。札幌のある教会が主からの重荷を与えられ、それに応えて実現した小さな集まりでした。当時私は大学3年生でしたが、その電話回線を通して迫ってくる神のメッセージによって、大学を中退し、神学校へと導かれました。そして今があります」と当時を振り返る。
そして、「さて神は、2014年5月、ビリー・グラハム先生に代わって御子息のフランクリ ン・グラハム先生を私たちの北海道にお遣わし下さり、『北海道・希望のフェスティバル』を開催して下さいます」と、今回のフェスティバルを紹介。「北海道に立てられた主の教会が、志を一つに して祈り、協力し、お仕えし、福音の恵みを共に体験させていただく素晴らしいチャンスです。多くの教会が協力し、多くのクリスチャンがご奉仕し、多くの人々が救われて変えられてゆく主の奇跡の御業にご一緒に与りましょう」と呼び掛けている。
フェスティバルには、ブルックリン・タバナクル・シンガーズ、ジャパン・マス・クワイア、レーナ・マリア、アルフィー・サイラス、ジーザス・ストーリー、トミー・クームズ・バンド、デニス・アガジャニアン、ユーエンジェル・ボイス、Kiki、三味線とサックスのコラボとして新田昌弘&遠藤稔、ニューホープ札幌ゴスペルチームなどが、国内外からゲスト出演。永井信義氏(東北中央教会牧師)が司会を務め、3日間にわたってフランクリン・グラハム氏が熱く聖書からのメッセージを語る。
■ 北海道・希望のフェスティバル
2014年5月9日(金)・10日(土)・11日(日)
北海きたえーる(北海道立総合体育センター)
〒062−8572 北海道札幌市豊平区豊平5条11−1−1
公式サイト:http://hokkaidohope.info
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