クリスチャン音楽家の集い「ユーオーディア」(柳瀬洋代表)の創立20周年を記念する祭典「ユーオーディア音楽祭」は11日、午後2時からのコンサート「Celebrate Concert」で全国から参加した約150人が主に向かって喜びの賛美を歌い、大盛況のうちに3日間の幕を閉じた。
コンサートに続いて行われた閉会礼拝で柳瀬代表は、ユーオーディアが創設当初から黙想していた歴代記5:12〜14を紹介。そこには、「ラッパを吹き鳴らす者、歌うたいたちが、まるでひとりででもあるかのように一致して歌声を響かせ、主を賛美し、ほめたたえた。そして、ラッパとシンバルとさまざまの楽器をかなでて声をあげ、『主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。』と主に向かって賛美した。そのとき、その宮、すなわち主の宮は雲で満ちた」とある。
柳瀬代表は、「今も生きておられる神のうちに賛美をささげたなら、神の栄光が、祝福があらわれないわけがない」と、いまも賛美のうちに住まわれ、旧約の時代と同じくご自身の栄光を豊かにあらわされる主を証しした。
神とともに歩んだヨシャパテ王(歴代誌第二17:3)は、ユダに迫り来るアモン人、モアブ人、セイル山の人々たちの大軍を前に、武装した兵士の前に、まず主を賛美する者たちを配置した。「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、主は伏兵を設けて、敵を打ち負かされた。
また、ユダの王たちの中でもっともイスラエルの神、主に信頼していたヒゼキヤ王(列王記第二18:5)は、先代の王まで閉じられていた主の宮の戸を開いてこれを修理し、宮をきよめた。そして、宮で罪のためのいけにえと全焼のいけにえをささげた(歴代誌第二29:20−24)。
ヒゼキヤ王は、まず、レビ人にシンバルと十弦の琴と立琴を持たせて、主の宮に立たせた。そして、全焼のいけにえをささげ始めたとき、主の歌が始まり、ラッパがイスラエルの王ダビデの楽器とともに鳴り始めた(27)。すると、「全集団は伏し拝」(28)んだ、とある。
柳瀬代表は、現代に生きるクリスチャンが信仰の戦いの中で、ヨシャパテ王が戦った敵よりもさらに強力な「敵」の前に攻撃されているのではないかとし、王たちがしたように、まず主の前に出て行って「高らかに喜びの賛美をささげたい」と語った。