ブラジル日系キリスト教連盟(理事長:長田光夫)元理事長の佐藤柱輔(さとう・ちゅうすけ)師が6日、白血病のため死去した。81歳だった。同連盟と佐藤家は、25日に同国救世軍本部で「佐藤柱輔牧師記念会」を開催する。ブラジル日系紙のニッケイ新聞が15日、報じた。
佐藤師は山形県出身。8歳の時に家族と共にブラジルに移住し、壮年期まで木工所を経営していた。40歳からポルトガル語を本格的に学び、神学校を卒業。ルーテル教会の牧師となった。
同連盟理事長の他、山形県人会長も務め、希望の家、アクリマソン・ラジオ体操会などで積極的に活動し、社会福祉の分野で尽力した人物として知られていた。
ブラジル日系キリスト教会連盟には、ブラジル福音ホーリネス教団(39教会)、ブラジル自由メソジスト教団(21教会)のほか、25の単立教会や宣教会などが加盟している。