宗教へ対する暴力や迫害が、2012年に世界各地で最も高いレベルになっていたことが、米調査会社ピュー研究所の発表でわかった。
ピュー研究所は14日、政府や対立組織などによる宗教へ対する弾圧についてまとめた報告書を発表した。同報告書によると、少数派の宗教に対して激しい迫害がある国は全体の33%に上り、特にパキスタン、アフガニスタン、インド、ソマリア、イスラエルが懸念される国として指摘された。
一方、同報告書は何らかの形で宗教上の規制を受けている世界人口は依然として76%に上ると指摘した。
同調査は2007年から行われており、世界の198もの国と地域を対象に実施されている。