今やインターネットの時代です。インターネットが普及して世の中はどのように変わったのでしょうか?
一言でいえば、時間と空間がなくなったということです。
インターネットの世界では、発信された一つの情報が瞬時に全世界に到達します。
福音宣教の視点から見ると、発信された一つのメッセージ、一つの証しが、瞬時に全世界に到達するということです。 想像を超えるとてつもない世界が実現したのです。
それではこのような激変の世の中で福音を伝えるにはどのようにしたらよいのでしょうか?
キリスト教界が旧態依然とした体質を時代に合わせて変革することができず、従来の伝道方法を繰り返しているだけなら、 あっという間に他の宗教や異端やニューエイジにインターネットの世界を占領されてしまうでしょう。彼らはこの最強の広報手段を駆使してどんどんその勢力を広げています。
私は、今から10年前の2003年頃から、インターネットを使ってメッセージと証しを発信することによって伝道して来ました。 おかげで、毎日、数百人から、時には、数千人と関わって、イエス・キリストの福音を伝えることができました。
当時は、教会を離れているクリスチャンたちと一気につながることができました。インターネットで福音を聞いて、もう一度教会に戻るという人が次々に起こされました。
インターネットの世界は、日進月歩で発展しています。そしてSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)が生まれました。
かつては、掲示板、ブログ、メール・マガジンなどという手段が主流でしたが、今の主流はSNSです。Facebook、Twitter、LinkedInなどは、何億という単位の人がつながって活用されています。
これらのツールの特徴は、今までは、検索エンジンなどを通してはじめてつながっていたのに対して、SNSは、友達の友達は友達になり得るシステムです。瞬く間に幾何級数的に友達の輪が広がります。
ブログやメールマガジンは、しっかりしたコンテンツがないと、受け取る側にすぐそっぽを向かれてしまいます。
しかし、SNSは、友達関係が基礎にありますので、コンテンツが多少乏しく、拙くても、発信するデータを単なるデータではなく、血の通った人間味のあるものとして受け止めてもらえます。だから、SNSは、布教や証伝道に最適なツールなのです。
私は、Facebookは5000人、Twitterは2000人、mixiは1000人の友達がいます。福音の文章や写真さえ用意すれば、投稿するだけで、一気にそれらの人たちに伝達できるのです。お金はまったくかかりません。
駅前でチラシを配ったり、ポスティングをしたり、新聞広告を打つのもそれなり効果がありますが、これらの宣伝を受けた側の大半が興味がありません。
インターネットを通じて福音を受けた側の大半が興味を持って読んでくれますから、非常に効率的な伝道法です。
インターネットの世界は、今も日進月歩です。SNSだけではなく、ビデオチャット(ライブチャット)という生放送のTV番組を無料で放送できます。
インターネットは世界中に整備されつつあります。ネットの道を通して、福音を伝えないのはもったいないことです。
これまで、インターネットは、人間同士の情報交流や悪魔の情報を発信することに活用されています。これからは、私たちがインターネットを通して福音を語り始めるならば、この道を通して、福音が全世界に拡がっていくのです。
インターネット伝道のすばらしいところは、小さく、力が乏しく、弱い者でもできるという点にあります。必要なのは、一人でも多くの人に福音を伝えたいという情熱と聖霊に満たされることです。
もしご希望があれば、インターネットを使った布教・証伝道のセミナーや個人教授もさせていただきます。力を合わせて、イエスさまの福音を伝えていきましょう。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
■外部リンク:
新宿福興教会ホームページ
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