聖書人形作家の杉岡広子さん(近畿福音ルーテル教会・タイ宣教師)が、イエスが十字架を負い、復活するまでを描いた人形展「聖書人形で綴る十字架の道行き -Via Dolorosa-」を、兵庫県神戸市のクリスチャンセンター神戸バイブルハウス(7月17〜19日)と宮崎県宮崎市のイリス九電キレイ・ライフプラザ(8月1〜5日)の2ヶ所で開催した。日本での展示会は今回が初めて。両会場共に約150人が訪れ、来場者からは「キリストと一緒に十字架の道を歩いたような体験が出来ました」などの感想が寄せられた。
杉岡さんは、夫の杉岡直樹宣教師と共に近畿福音ルーテル教会のタイ宣教師として、02年からタイに移住。これまで現地のいくつかの教会で、今回と同じ人形展を数回開催していた。タイで反響が強かった展示会ではあるが、「日本人に通用するのか不安だった」という。しかし、合計で300人近くが来場し、「本当に心が癒されました」「イエス様にここで出会えました」などと好評を得た。中には2時間も会場にとどまったり、1日に3回も来場したりする人もいた。
神戸の会場には、主にクリスチャンが多く訪れた。また、クリスチャンがまず人形展を訪れ、その後家族や友人を紹介したケースもあった。一方、宮崎の展示会では来場者の約半分がノンクリスチャン。展示を見ながら、聖書に関する質問をする人もいた。
杉岡さん夫妻は今月末に日本を出発し、再びタイに向かう予定。クリスマスには、クリスマスシリーズとして、新たにキリストの誕生に関する人形展を計画している。日本でも、今回の反響が強かったことを受け、今後毎年1回、杉岡さんらの帰国に合わせて人形展を開催する予定だ。