キリスト教の信仰を持つことを決める人の多くが、4歳から14歳までの間に決心するという統計を踏まえて子どもやユース世代の伝道を考える「4/14グローバルサミット」が、10月15〜18日にタイ・バンコクで開催された。世界11の地域、92カ国から800人以上が参加した同サミットには、日本からも8人が参加。その内の1人である杉本玲子氏(町田クリスチャンセンター教育主事・聖契神学校教師)が、日本ローザンヌ委員会の公式サイトを通じて参加報告をした。
同報告によると、4回目の開催を数えた今回のサミットでは、「定着させ、遣わす(Rooted & Released)を全体テーマにして行われ、子どもやユース世代のメンバーを「宣教の対象」ではなく、「宣教のパートナー」としてとらえ直して行く趣旨で行われた。
2日目の開会講演では、4/14運動の提唱者の1人であるルイス・ブッシュ氏が講演し、インドネシアで8歳の2人の少年が地域の救いのために祈り、少年たちのメッセージにより、地域の教会が変わり、その地域自体も変わったという証をした。
また、4/14運動の別の提唱者であるダン・ブリュスター氏は、同運動の聖書的基礎となる使徒2章17節、ヨエル2章28節、1サムエル2〜3章などの聖句を紹介。「神は様々な人々を用いられるが、子どもたちも神の器として用いられるという期待観を大人が持ち続けなければならない」とメッセージを伝えた。
一方、サミット最終日には、日本からの参加者は、4/14運動の提唱者であるルイス・ブッシュ氏、キムナム・スー氏、東アジア地域代表ジョン・ハー氏と共に食事をし、日本でも4/14運動を進めるというビジョンが与えられ、来年日本で4/14カンファレンスの開催をする方向で参加者が一致し、祈りをささげたという。