日本国際飢餓対策機構は11月26日、現地スタッフをセブ州北端のバンタヤン島に派遣し、食料や衣類などの支援物資を配布した。
スタッフによると、同地域では緊急に必要な支援として住宅再建を求める声が多いという。住宅は、台風で倒れたココナッツの木などを活用し、一軒あたり約4万円で建てることができる。だが、住民にとっては平均月収の2、3カ月分相当となり、特に貧困層には重い負担となる。
現地パートナー団体のフィリピン福音自由教会では、住宅再建の規模や関連する建築用工具の提供などの支援計画を策定する予定で、同機構も日本からのボランティアチームの派遣を含めて住宅再建を支援していく方針だ。