菅義偉官房長官は21日午前の記者会見で、フィリピンのレイテ島とサマール島で在留届を出している日本人133人のうち、これまでに126人の無事を確認したと発表した。残り7人の安否はまだ分かっていない。
外務省は19日、日本人の保護と被災者支援の連絡・調整体制を強化するため、レイテ州の州都タクロバンに在フィリピン大使館の臨時事務所を新たに設置した。
フィリピンの国家災害対策本部の発表によると、20日現在、台風30号による死者は4011人で、1602人が行方不明になっている。死者・行方不明者は5613人となった。被災者は約1千万人に上る。そのうち約440万人が家を失うなどして避難生活を余儀なくされている。