【CJC=東京】ニューヨーク・チェルシー地区のセントピーターズ教会で11月10日、ベテランズデーの祝日を前に、約60年も覆い隠されていた壁画が公開された。CNNが報じた。
公開されたのは、キリストの前にひざまずく制服姿の兵士2人を描いたもの。教会に1946年から展示されていたが、軍国主義的だという理由で54年以来、カーテンで覆い隠されていた。
描いたのは元軍人のテッド・ウィトニスキ氏で、息子のピーター氏によると、真珠湾攻撃の翌日に米軍に入隊し、第2次世界大戦中に大佐にまで昇進。復員後はセントピーターズ教会を心のよりどころにしていたという。