国連人道問題調整事務所(OCHA)は14日、フィリピン中部を襲った台風30号による死者数が4460人に上るとの推計を発表した。被災者数は1180万人で、約92万人が家を失うなどして避難しているとした。
ワールド・ビジョンは14日、甚大な被害を受けたセブ島北部のタボゴンで、780世帯4000人に水や食料、衛生品などの物資を配布した。ほかの地域でも物資の配布を進める予定だ。
日本国際飢餓対策機構は同日、2人のスタッフを現地に派遣した。現地のパートナー団体らと連携しながら、被害状況の確認と必要物資の受け入れ体制の準備を進めている。防災備蓄用のパンの缶詰、汚れた水を飲料水にする水フィルターセット、新品のTシャツをセブ島にコンテナ輸送することを計画している。