フィリピン中部を襲った超大型の台風30号による被害が甚大だ。フィリピン国家災害対策本部は14日までに、2357人の死亡を確認したと発表した。犠牲者はさらに増える可能性がある。
レイテ州の州都タクロバンでは、竜巻のような強風に加え、建物の高さを越えるほどの高潮に襲われ、家屋はことごとく崩壊した。フィリピン全体で800万人が被災し、53万人がなお避難所で生活している。
レイテ島とサマール島で人道支援活動を行ってきたワールド・ビジョンは10日、毛布5000枚などを被災地に緊急輸送した。スタッフを被災地に派遣し、8万世帯40万人に対して、食糧、水、衛生キット、仮設住宅(テント)の緊急人道支援を行う方針だ。
日本国際飢餓対策機構は、教育支援をしているミンダナオ島とルソン島の各地区の無事を確認した。14日、スタッフを派遣し、現地のパートナー団体「ハンズ・オブ・ラブ・フィリピン」、国際飢餓対策機構フィリピンとも連携を図り、迅速に支援活動を進める予定だ。
各団体への支援方法は下記の通り。
■ ワールド・ビジョン
ワールド・ビジョンのホームページ( www.worldvision.jp/ )で受け付けている。
■ 日本国際飢餓対策機構
郵便振替またはクレジットカードで受け付けている。郵便振替の振込先は「一般財団法人 日本国際飢餓対策機構」(口座番号00170・9・68590)、備考欄に「フィリピン台風」と明記。クレジットカード利用の場合は、ホームページ( http://www.jifh.org/)の「フィリピン台風緊急募金」から。