【CJC=東京】欧米のホテルでは客室に聖書が備えられているところがほとんど。ロシアもその伝統にならおうと、モスクワの大型ホテル「イズマイロヴォ」に8月9日、詩編付き新約聖書6000冊が引き渡された。同ホテルは総客室数2000で、今回は第1陣の引き渡しと見られる。
イタル・タス通信によると、モスクワ市観光・ホテル局とロシア正教会モスクワ教区評議会宣教委員会が寄贈した。
「聖書は実際に、欧州のホテルならどこでも置いてある。福音書は欧州文化の基盤であり、客室に置かれることは、宿泊客への敬意ともてなしの徴であり、ホテル文化のレベルを示すものだ」と宣教委員会のドミトリ・ペルシン委員長は語っている。
印刷費は「神学者グレゴリオス慈善基金」が負担した。