【CJC=東京】エジプトのカイロでコプト教徒のジェッシカ・ブーロスさん(10)が8月6日朝、アーメド・エスマット街福音教会の聖書勉強会から帰宅の途中、市場地区を通過中に、何者かに射殺された。キリスト教迫害専門通信モーニング・スター・ニュースが報じた。
同行していた日曜学校の教師が買い物のため、別れた直後の出来事だった。銃弾は1発で心臓を撃ち抜いていた。居合わせたイスラム教徒の商店主が顔見知りのジェッシカさんが倒れるのを見て、駆けつけ、シャツを脱いで覆い、病院に運び込んだが、すでに息絶えていた。
ジェッシカさんの伯父のナスル・アッラー・ザカリア牧師は、狙撃が宗教的な動機によるものかは不明としながら、エジプトでは現在、キリスト者に対する暴力は「日常化している」ようだ、としている。