【CJC=東京】名誉教皇ベネディクト16世は5月2日夕、退位後滞在していた、ローマ近郊カステルガンドルフォの離宮からバチカンに戻った。
2月28日に教皇職を退位した後、2カ月にわたりカステルガンドルフォに滞在していたベネディクト16世は、ヘリコプターでバチカンに到着、枢機卿団主席アンジェロ・ソダノ枢機卿ら関係者の挨拶を受けた。その後、ベネディクト16世は車でバチカン庭園内の観想修道院マーテル・エクレジエに移動した。修道院の入り口では、教皇フランシスコが前教皇を出迎えた。
バチカン放送(日本語電子版)によると、同修道院では、ベネディクト16世と共に、教皇公邸管理室責任者ゲオルグ・ゲンスワイン大司教と、これまでも身の回りの世話をしていた、在俗会「メモレス・ドミニ」の4人の会員が生活する。