【CJC=東京】宗教改革に関する共同文書に、バチカン(ローマ教皇庁)とルーテル世界連盟の間で合意が成立し、6月にジュネーブの同連盟本部で調印されることになった。
共同文書は、エキュメニズム(教会一致志向)の最近の進展に謝意を表し、教会間の不一致に遺憾の意を示し、将来構想を描いている。
バチカンキリスト教一致評議会議長のクルト・コッホ枢機卿は4月17日、ローマでオーストリアの記者に、教皇首位性については進展がなかった、と語った。世界聖公会共同体におけるカンタベリー大主教のような栄誉的な首位性であっても分裂につながるだろう、と強調している。