【CJC=東京】豪シドニーの児童病院で、17歳の少年が「エホバの証人」の信徒であることを理由に輸血を拒否していたが、管轄のニューサウスウェールズ州最高裁のイアン・グゼル判事は3月28日、同病院の医師に輸血を命令した。ただ命令は、少年が成人に達するまで10カ月間だけ有効としている。成人は自己の判断で輸血を拒否出来る。
現地紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、少年がホジキンリンパ腫だと報じた。少年は医師に、輸血されるのは性的虐待を受けるようなもの、と語っている。
2013年5月2日23時52分