【CJC=東京】バチカン市国でアダルト動画が違法ダウンロードされていた――そう主張するのは、ポルノ女優ティファニー・スターさんとリー・レクシスさん。2人は、自らが出演した作品がバチカンでダウンロードされていると主張している。しかも、それは著作権を侵害した違法なものだ、と米ネットニュース「ハフィントン・ポスト」で訴えている。
違法ダウンロードが判明したのは、著作権などに関するニュースを発信するサイト「トレント・フリーク」が、バチカンのIPアドレスからダウンロードされたファイルを調べたため。ダウンロードされたファイルのなかには、アダルトコンテンツが多数含まれており、かなり過激なものもあったという。
スターさんは「バチカンの人も私の作品を見ていると思うと良い気分。自分のやっていることを恥じはしない」と語っている。レクシスさんも「敬虔な人々も、本当はポルノを見ている。バチカンでダウンロードがあったことはそれを証明していると思う」と言う。
彼女たちが問題視しているのは、バチカンの人もアダルト動画を見ているということではなく、このダウンロードが著作権を侵害していること。
ただバチカンのIPアドレスからダウンロードされていても、それが聖職者やカトリック教会などと関係があるとは限らない。バチカン市国の住民は800人おり、聖職者がポルノを見ている、と決めつけられない。