【CJC=東京】エジプト・コプト教会の教皇タワドロス2世が、エジプトの新憲法について、イスラム教法シャリアの原則を「立法の基本」と宣言していることを批判した。AP通信とのインタビューで明らかにした。
「憲法は、全ての法の基礎であり、公民権の下にあるものであって、宗教的なものであってはならない。いくつかの条項は宗教的偏向の影響を受けており、憲法が結合するためのものであって、分裂するためのものでないということからすれば、それ自身が差別である」と言う。
さらに教皇は、「国民的な対話には、それが国のためになるものなら、どんなものであれ、積極的に参加しなければならない。しかし、対話が始まる前に、終わってしまっていたり、対話の結果が何一つ履行されないなら、それは国のためにならない、と判断する」と語った。