【CJC=東京】シェークスピアの作品で知られる英国王リチャード3世。1485年に戦死した。王の埋葬場所とされているレスター市中心部の駐車場の地下から2012年8月に発見された人骨を、頭蓋骨にひびが入り、背骨には矢尻が刺さっており、脊柱に強い側湾症が確認されたことから、レスター大学の考古学調査チームが遺族のDNA研究などにより、13年2月5日、リチャード3世のものと断定した。
遺骨はレスター大聖堂に改めて埋葬されることになるが、当時のグレイフライアーズ教会は「宗教改革」によって取り壊されていることから、この際、グロウスター大聖堂など中世以来の教会に埋葬するのが適切ではないか、との声が上がっている。